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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻12号

1998年11月発行

特集 肝癌治療のupdate

Ⅰ.非手術的治療法の適応と限界

3.動注・化学塞栓療法

著者: 末吉智1 打田日出夫1 阪口浩1 西村幸洋1 穴井洋1 中込将弘1 山本清誠1 山本孝信1 三浦幸子1 山根登茂彦1 吉岡哲也1 大石元2

所属機関: 1奈良県立医科大学放射線科 2奈良県立医科大学腫瘍放射線科

ページ範囲:P.1407 - P.1414

文献概要

 画像診断の進歩により,区域や亜区域に限局した肝細胞癌の検出能が向上している中で,担癌領域のみを抗癌剤混入Lipiodol(Lp)とgelatine sponge(GS)によりTAEを行うSegmental Lp-TAEは,手術例における病理組織学的検討と累積生存率から有効性が実証され,肝細胞癌の主役的治療法の一つとなっている.TAEの種類と選択基準,Lp-TAE,Segmental Lp-TAEの適応・方法と治療成績,リザーバーを中心とした肝動注化学療法,局注療法をはじめとする各種IVRとSegmental Lp-TAEの併用療法のポイントについて概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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