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手術手技
食道アカラシアに対する腹腔鏡下手術(Heller-Dor手術)
著者: 川辺昭浩1 木村泰三2 小林利彦1 竹内豊1 伴覚1 数井暉久1
所属機関: 1浜松医科大学第1外科 2富士宮市立病院外科
ページ範囲:P.1493 - P.1497
文献購入ページに移動1990年に腹腔鏡下胆嚢摘出術が本邦に導入されて以来,手術手技および器具は飛躍的に向上し,それに伴い様々な疾患に対して腹腔鏡下手術が応用されるようになった.特に,これまで内科的治療が中心であった,逆流性食道炎やアカラシアなどに対する腹腔鏡下手術についても近年注目を集めている1〜3).
われわれは,内科的拡張術(ブジーやバルーンによる拡張術)が無効であった食道アカラシア2症例に対して,腹腔鏡下Heller-Dor手術を施行し良好な治療成績が得られた.今回は,われわれの行っている手術手技を中心に,若干の文献的考察を加えて報告する.
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