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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻13号

1998年12月発行

特集 外科・形成外科の連携と展望

乳癌切除後の乳房再建術

著者: 酒井成身1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院形成外科

ページ範囲:P.1555 - P.1561

文献概要

 乳癌術後において乳房再建を行うことは患者のQOLを向上させる意味で,その効果は非常に大きい.乳房再建で最も簡単な方法は,生理食塩水を満たす生理食塩水バッグを挿入することである.また生理食塩水バッグ挿入部に皮膚の緊張のある場合は,まずティッシュ・エクスパンダーを挿入し,皮膚や皮下組織が伸展したなら生理食塩水バッグに入れ替えることができる.このティッシュ・エクスパンダーは乳腺皮下切除などで,少しでも乳房の形を保ちたい場合に患者の再建に対する考えがまとまるまで一時的に入れておくことができる.これらのほかに広背筋皮弁,腹直筋皮弁を用いる方法がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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