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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻13号

1998年12月発行

文献概要

特集 外科・形成外科の連携と展望

腹腔内臓器手術におけるマイクロサージャリーの応用—Back wall techniqueを用いた血行再建

著者: 山本有平1 佐々木了1 古川洋志1 皆川英彦1 杉原平樹1 野平久仁彦2

所属機関: 1北海道大学医学部形成外科 2蘇春堂形成外科

ページ範囲:P.1563 - P.1567

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 当教室は1991年より膵・胆道癌の主要血管合併切除再建および生体部分肝移植に参加し,マイクロサージャリーを応用した各種血行再建術を行ってきた.腹腔内手術における血行再建では血管後壁を先に縫合し,血管把持クリップを反転させる必要がないback wall techniqueによる血管吻合が非常に適している.本法は腹腔内という深く狭い吻合野において,かつ生体部分肝移植におけるグラフト側の肝動脈のように十分な長さがとれない短い血管の吻合に特に有用であり,microvascular surgeonとして是非とも習熟すべき血管吻合手技の1つと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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