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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻13号

1998年12月発行

特集 外科・形成外科の連携と展望

広範囲腹壁欠損に対する腹筋再建

著者: 光嶋勲1 稲川喜一1 奥本和生1 森口隆彦1

所属機関: 1川崎医科大学形成外科

ページ範囲:P.1569 - P.1575

文献概要

 腹壁欠損に対しては鼠径皮弁,腹直筋皮弁,外腹斜筋筋膜弁,大腿張筋皮弁,大腿直筋皮弁などの再建術がある.長期有効性から考えれば小欠損であっても人工材料は避け,自家筋膜移植を第1選択としたい.これまで再建が難しかった広範囲腹壁欠損に対して,近年マイクロサージャリーを用いた遊離筋皮弁移植術が導入された.広範囲欠損例に対しては単なる閉鎖ではなく,神経付き筋皮弁移植による腹筋機能を持つ腹壁の再建を目標としたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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