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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻2号

1998年02月発行

文献概要

カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・38 肝・胆・膵・脾

急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術

著者: 徳村弘実1 梅澤昭子1 今岡洋一1 大内明夫1 山本協二1 松代隆1

所属機関: 1東北労災病院外科

ページ範囲:P.137 - P.142

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はじめに
 急性胆嚢炎に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術(以下,LC)はその初期のころは禁忌1〜3)とされたが,経験とともに試みられるようになった.しかし,本手術はLC手術困難例のほとんどを占め,実際に胆管損傷などの合併症や開腹移行が多いことなどが多数報告されている3〜11).現在もその手術時期,手技あるいは適応そのものも多く議論されている.本稿ではLC自験例の術中所見および手術成績から急性胆嚢炎合併例の特徴を検討し,手技の実際を述べる.そして,その問題点,手術時期および開腹移行について考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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