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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻2号

1998年02月発行

特集 食道・胃静脈瘤攻略法

PTO・TIO(経門脈的食道・胃静脈瘤塞栓術)

著者: 田尻孝1 恩田昌彦1 山下精彦1 鳥羽昌仁1 梅原松臣1 吉田寛1 真々田裕宏1 隈崎達夫2

所属機関: 1日本医科大学第1外科 2日本医科大学放射線科

ページ範囲:P.169 - P.174

文献概要

 経門脈的静脈瘤塞栓術は門脈圧亢進症によって生じた食道・胃静脈瘤に介在する遠肝性側副血行路を,interventional radiologyにてその流入路から塞栓する治療法であり,静脈瘤治療の基本ともいえる.しかし静脈瘤の発生機序は多岐にわたっており,その攻略法もまた様々である.したがって,より良い成績を得るためにはそれぞれの攻略法の特色をよく理解し,それぞれの欠点を補いながら本法を含む集学的治療を行うことが大切である.また本法における門脈への到達法には経皮経肝法,経回結腸法,さらに現在ではTIPS経路を利用する方法があり,それぞれの特色を生かして使い分けることで安全性・確実性が増し,本法の有用性が高まる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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