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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻2号

1998年02月発行

特集 食道・胃静脈瘤攻略法

EVL連発式の利点と欠点

著者: 渋谷進1 高瀬靖広1

所属機関: 1つくば双愛病院外科

ページ範囲:P.203 - P.205

文献概要

はじめに
 食道静脈瘤に対する内視鏡的結紮術(以下,EVL)は硬化療法に比して簡便であることから多用されているが,手技が簡便であるということは術者にとっても患者にとっても大きな意義があると言える.そして,患者にとってより簡便なEVLを突き詰めていくと,治療に要する施行時間がより短く,できれば施行回数が少ないEVLということになろう.このように考えると,術者のみならず,患者にとって結紮器が連発化することは必然の帰結といえる.しかし,EVLが連発式になることは利点と引き替えに欠点が発生しうることを忘れてはならない.これらのことを考慮しながら連発式結紮器の利点と欠点について述べたい.はじめに結紮器の種類から述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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