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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻2号

1998年02月発行

私の工夫—手術・処置・手順・39

総胆管切開後,Tチューブ内ドレナージチューブの留置の工夫

著者: 馬場秀文1 田中克典1 菅重尚1 鈴木文雄1 大橋均1 守谷孝夫1

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院外科

ページ範囲:P.220 - P.221

文献概要

1.はじめに
 総胆管結石症に対して切石術が行われた後にTチューブを留置する目的は総胆管切開後の胆汁のうっ滞および腹腔内への胆汁漏出の予防とされているが,Tチューブ留置後の胆管壁の縫合閉鎖およびTチューブを体外に誘導する位置などに十分な配慮を行わないと胆汁漏出が生じ,腹腔ドレーンより胆汁がドレナージされることがある.
 われわれは総胆管切開後のTチューブ留置に際し,Tチューブ内にPTCD 6号チューブを胆汁ドレナージチューブとして挿入することにより,Tチューブ留置後の合併症である胆汁漏出を防止することができたので紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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