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臨床報告・1
単発性脾膿瘍の1例
著者: 谷掛雅人1 仲本剛1 新保雅也1 小川敦史1 牧本伸一郎1 上江洲朝弘1
所属機関: 1岸和田徳洲会病院外科
ページ範囲:P.265 - P.269
文献購入ページに移動脾膿瘍は比較的稀な疾患であり,従来は汎発性腹膜炎の診断にて開腹手術を施行され,破裂した膿瘍を確認することで診断された1).しかし最近ではultrasonography(US)や,computed tomo-graphy(CT)といった画像診断装置の進歩,普及により,破裂前に診断される症例も増加した.
今回,筆者らは破裂前に診断しえた単発性脾膿瘍の1例を経験し,その診断,治療法について検討したので文献的考察と併せて報告する.
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