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特集 自己血輸血の現状と将来展望
T & S,MSBOSシステムによる輸血体系
著者: 面川進1 三浦亮1
所属機関: 1秋田大学医学部附属病院輸血部
ページ範囲:P.293 - P.297
文献購入ページに移動 手術用血液の適正使用推進を目的としT & S,MSBOSシステムを用いるべきと,厚生省より「輸血療法の適正化に関するガイドライン」が出されている.本システムを導入実施することで,従来の過剰な術前準備血液量を削減することが可能である.また,本システムと自己血輸血は関連させ検討することで適正使用がより推進される.T & S,MSBOSシステムによる無駄な輸血の回避,適正使用推進により,同種血輸血による感染症,GVHDなどの副作用防止効果が期待される.本システムによる輸血体系が広く各医療機関で導入,実施されることが望まれる.
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