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臨床研究
大腸低分化腺癌の臨床病理学的検討
著者: 井上雄志1 鈴木衛1 高崎健1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器外科
ページ範囲:P.365 - P.368
文献購入ページに移動大腸癌はほとんどが高・中分化腺癌であり,低分化腺癌の頻度は全体の5%前後1)であって比較的稀である.また大腸低分化腺癌は生物学的悪性度が高く,予後の悪さが論じられている1-3)が,比較的稀であることから不明瞭な点も少なくない.そこで今回われわれは,教室で経験した低分化腺癌57例の臨床病理学的特徴および予後について,高・中分化腺癌と比較検討し,若干の知見を得たので報告する.
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