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カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・41 肝・胆・膵・脾
腹腔鏡下肝部分,肝外側区域切除術
著者: 橋爪誠1 島田光生1 竹中賢二1 矢永勝彦1 調憲1 田上和夫1 池田泰治1 梶山潔1 祇園智信1 長谷川博文1 杉町圭蔵1
所属機関: 1九州大学医学部第2外科
ページ範囲:P.521 - P.526
文献購入ページに移動今日の内視鏡下手術の発展とその普及は目覚ましく,管腔臓器および実質臓器を含むすべての臓器において普及してきた.
一方,肝臓外科においては画像診断学の発達や超音波メスなどの医療機器の開発,術後管理の向上により術後の合併症が低下し,遠隔成績も著明に向上してきた1).しかし,たとえ早期に肝癌が発見されても,肝硬変に伴う高度肝機能障害のために手術不能となることも稀ではない.そこで,侵襲の少ない内視鏡下手術は,慢性肝障害を基礎疾患にもつ肝癌症例に対しては非常によい適応と考える2〜6).
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