文献詳細
特集 病態別補充・補正のFormula
文献概要
大量出血では血圧低下とともに循環血液量の減少,酸素運搬能の低下,血液凝固因子の低下が起こり,組織アノキシアによるエネルギー代謝障害と乳酸性アシドーシスを生じる.そこで,この病態を改善するために輸血を行うが,その前に出血量の算定が必要である.
従来は,血圧,ショック指数やヘマトクリットなどから出血量を算定していたが,最近では,これらに加えて超音波検査やCT-scan検査などによって,かなり正確な定量化が可能になった.
一方,血液は粘稠性や浸透圧をもっているために,適切な量の輸血を行わないと期待した治療効果が得られない.一般的には,酸素運搬能や血液流体面からみると,ヘマトクリット30〜37%が至適血液濃度であろう.
従来は,血圧,ショック指数やヘマトクリットなどから出血量を算定していたが,最近では,これらに加えて超音波検査やCT-scan検査などによって,かなり正確な定量化が可能になった.
一方,血液は粘稠性や浸透圧をもっているために,適切な量の輸血を行わないと期待した治療効果が得られない.一般的には,酸素運搬能や血液流体面からみると,ヘマトクリット30〜37%が至適血液濃度であろう.
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