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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻5号

1998年05月発行

特集 病態別補充・補正のFormula

酸塩基平衡異常に対する補正のFormula

著者: 古畑智久1 平田公一1

所属機関: 1札幌医科大学第1外科

ページ範囲:P.561 - P.568

文献概要

 血液のpHはHCO3とCO2ガスの2つの因子でほぼ決定されていると言っても過言ではなく,そのバランスが片寄ることでアシドーシスやアルカローシスとなる.生体はこのバランスの片寄りを補正する機構を備えており,アシドーシスあるいはアルカローシスに傾いているときは,必ずその原因となる疾患や病態が存在する.その原因を迅速に診断し,原因に対する治療と酸塩基平衡異常に対する補正を行うことが円滑な細胞・組織反応のために重要となる.本稿では,総論では酸塩基平衡の基礎的事項について,各論では症例を呈示しながら酸塩基平衡異常の診断・治療について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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