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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻5号

1998年05月発行

文献概要

病院めぐり

宇部興産中央病院外科

著者: 工藤明敏

所属機関:

ページ範囲:P.594 - P.594

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 山口県の交通の要所,小郡より車で約20分南下すると,ペリカンのカッタ君で有名な宇部市の東端に当院が正面に望める.8階の食堂からは,遠く大分の国東半島,見晴らしの良い日には由布岳まで見渡せ,瀬戸内海の穏やかな青海原が患者や職員の心を和ませる.
 当院は,昭和28年宇部興産サナトリウムとして,内科,外科,呼吸器科で発足した.西日本では一般病院初の脳外科を昭和34年に開設し,先代の渡辺浩策院長が外科脳外科部長として就任した.他県からも広く患者が集まり,一般市民のための開かれた病院としての性格は,現鈴木敞院長(前山口大学第2外科教授)に受け継がれた.市内の山口大学医学部とは密な関係を保ち,市民病院的な性格を持っている.精神科を除く全16科から構成され421床で稼働している.そのうち,外科は約50床であるが,症例数の増加と共に他病棟へ“浸潤”し,慢性のベッド不足は解消されそうにもない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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