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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻6号

1998年06月発行

特集 ここまできたDay Surgery

大腸腫瘍性病変に対するDay Surgery

著者: 片倉重弘1 横山知子2 佐竹儀治2

所属機関: 1医療法人社団弘仁会片倉クリニック 2昭和大学藤が丘病院消化器内科

ページ範囲:P.705 - P.709

文献概要

 大腸腫瘍性病変に対するday surgeryは内視鏡を中心にして行われている.過去においては原則的に入院して行われていたような症例に対しても,外来にて治療が行われるようになってきた.そのことに大きく寄与してきたのが止血用クリップである.止血用クリップでの摘除後の創の縫合,有茎性病変の茎部におけるクリップを使った血流遮断などによって,出血を恐れずに大腸腫瘍に対する内視鏡摘除が行われるようになった.本稿においてはクリッピングを行う際の手技的な留意点を中心に述べる.適切な術前,術後の対応がなされるのであれば,現在入院して内視鏡的摘除がなされている大腸腫瘍の多くは外来にて内視鏡的治療が可能であると筆者は考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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