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文献詳細

雑誌文献

臨床外科53巻7号

1998年07月発行

カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・43

肝・胆・膵・脾

自動縫合器を用いた腹腔鏡下脾臓摘出術

著者: 大上正裕1 若林剛1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.813 - P.821

文献概要

はじめに
 腹腔鏡下胆嚢摘出術の登場以来,光学機器や周辺医療機器の急速な発展と技術の向上により,腹腔鏡下手術の適応は拡大し続けている.最近では超音波切離装置,自動縫合器,アルゴン・ビームなどの止血機器の進歩により,肝臓,脾臓などの実質臓器の手術にも適応は拡がってきている1〜8).教室では1992年12月より積極的に腹腔鏡下脾臓摘出術に取り組んでおり,より安全かつ容易な手術法の確立のために,種々の手技上の改良を重ねてきた9).特に1995年10月より脾門部の血管処理に自動縫合器を導入してからは手技が飛躍的に安全,容易になり,手術時間も短縮した.本稿では現在教室で行っている自動縫合器を用いた腹腔鏡下脾臓摘出術の手術手技を中心に紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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