文献詳細
文献概要
特集 分子生物学的診断は病理診断に迫れるか
理解のためのキーワード
著者: 北川雄光1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科
ページ範囲:P.876 - P.878
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発癌レトロウイルスの遺伝子解析から癌化に関与する遺伝子領域として同定・単離され1),DNAトランスフェクション法を用いて正常細胞へ導入することにより癌形質を獲得することから(トランスフォーミング能),さまざまな癌遺伝子ファミリーが発見された.また,これらと相同性のある遺伝子が正常細胞の情報伝達経路にかかわる蛋白をコードしていることが判明した.遺伝子増幅,点突然変異,染色体転座によって細胞増殖促進的に作用し,ヒト癌の生物学的特性と癌遺伝子の変異との関連が解析されている.
発癌レトロウイルスの遺伝子解析から癌化に関与する遺伝子領域として同定・単離され1),DNAトランスフェクション法を用いて正常細胞へ導入することにより癌形質を獲得することから(トランスフォーミング能),さまざまな癌遺伝子ファミリーが発見された.また,これらと相同性のある遺伝子が正常細胞の情報伝達経路にかかわる蛋白をコードしていることが判明した.遺伝子増幅,点突然変異,染色体転座によって細胞増殖促進的に作用し,ヒト癌の生物学的特性と癌遺伝子の変異との関連が解析されている.
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