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文献概要
外科医に必要な産婦人科common diseaseの知識・2
更年期障害
著者: 中村聡一1
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.890 - P.891
文献購入ページに移動更年期障害の病態
更年期とは閉経前後の数年間をいう.閉経に至ると卵巣からのエストラジオール(E2),プロゲステロン(P)分泌は減少し,逆に下垂体系からの卵胞刺激ホルモン(FSH),黄体形成ホルモン(LH)の血中濃度は上昇する.血中E2値20pg/ml未満,血中FSH値30mIU/ml以上であれば閉経と考えてよい.
これら内分泌環境の変化やこの時期の社会的な環境,精神的な変化などの要因が重なりあい,更年期障害の症状が現れる.
更年期とは閉経前後の数年間をいう.閉経に至ると卵巣からのエストラジオール(E2),プロゲステロン(P)分泌は減少し,逆に下垂体系からの卵胞刺激ホルモン(FSH),黄体形成ホルモン(LH)の血中濃度は上昇する.血中E2値20pg/ml未満,血中FSH値30mIU/ml以上であれば閉経と考えてよい.
これら内分泌環境の変化やこの時期の社会的な環境,精神的な変化などの要因が重なりあい,更年期障害の症状が現れる.
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