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文献概要
特集 肛門疾患診断・治療のノウハウ
肛門診察の実際
著者: 松田保秀1 友近浩1 川上和彦1 佐藤滋美1 木村浩三1 石原廉1 中村悟1
所属機関: 1特定医療法人(社団)松愛会松田病院
ページ範囲:P.967 - P.974
文献購入ページに移動診察手順は問診→視診→指診→器具診→診断の順であり,診断は指診による直腸肛門部の立体的な病変の把握から始まる.また,患者の訴える症状を組み合わせることによって疾患が構築されるのも肛門部の特徴である.
最近の診察器具を用いた診断は特に痔核や肛門ポリープ,脱肛,痔痩には有用である.中でも経肛門的超音波検査やCCDと筒型肛門鏡とを接続した肛門診察システム,直腸肛門内圧測定などは客観的な肛門評価法として優れたものである.
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