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文献概要
特集 肛門疾患診断・治療のノウハウ
肛門周囲疾患の診断と治療
著者: 日高久光1 黒木政純1
所属機関: 1大腸肛門病センター日高病院
ページ範囲:P.1020 - P.1025
文献購入ページに移動 痔核,裂肛,痔瘻以外の肛門疾患には膿皮症,毛巣瘻,コンジロームなどの周囲皮膚領域にみられる疾患がある.いずれも診断が下されれば根治手術が必要であるが,病態の理解のもとに適切な手術がなされないと再発の可能性は高い.
また痔核術後の後遺症としてみられる粘膜脱や狭窄も,その多くは手術が必要である.粘膜脱では結紮切除(LE法)や結紮切除とsliding skin graft法(SSG法)を組み合わせた手術法(LE-SSG法)を症例により使い分けている.術後狭窄の高度の例には慢性裂肛に行うSSG法を行う.
痔痩の術後にみられる括約不全(括約筋損傷)には括約筋修復手術を行うが,術後の感染を引き起こすと機能回復が困難なので注意が必要である.
また痔核術後の後遺症としてみられる粘膜脱や狭窄も,その多くは手術が必要である.粘膜脱では結紮切除(LE法)や結紮切除とsliding skin graft法(SSG法)を組み合わせた手術法(LE-SSG法)を症例により使い分けている.術後狭窄の高度の例には慢性裂肛に行うSSG法を行う.
痔痩の術後にみられる括約不全(括約筋損傷)には括約筋修復手術を行うが,術後の感染を引き起こすと機能回復が困難なので注意が必要である.
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