文献詳細
外科医に必要な耳鼻咽喉科common diseaseの知識・3
文献概要
はじめに
耳痛は外耳・中耳に病変がある場合と,耳以外の病変の放散痛を耳痛として感じている場合がある(表,図).非耳性耳痛の場合は耳痛関連疾患を念頭において問診や痛みの性状から除外診断を行う.耳性耳痛は問診と視診,圧痛点,耳痛を増大させる条件などで診断は比較的容易である.頻度としては耳性のものが多く,なかでも急性外耳道炎と急性中耳炎は外来で最もよく遭遇する疾患の1つである.
耳痛は外耳・中耳に病変がある場合と,耳以外の病変の放散痛を耳痛として感じている場合がある(表,図).非耳性耳痛の場合は耳痛関連疾患を念頭において問診や痛みの性状から除外診断を行う.耳性耳痛は問診と視診,圧痛点,耳痛を増大させる条件などで診断は比較的容易である.頻度としては耳性のものが多く,なかでも急性外耳道炎と急性中耳炎は外来で最もよく遭遇する疾患の1つである.
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