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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻10号

1999年10月発行

特集 消化管EMRの現状と問題点

5.結腸病変のEMR

消化器外科医から見た適応とピットフォール

著者: 工藤進英1 田村知之1 山野泰穂1 為我井芳郎1 今井靖1 木暮悦子1

所属機関: 1秋田赤十字病院胃腸センター

ページ範囲:P.1305 - P.1310

文献概要

 大腸腫瘍の内視鏡診断は近年飛躍的に進歩した.すなわちIIcを中心とした陥凹型早期癌やLSTの認識,組織診断に迫る精密なpit pattern診断の確立などである.今日の内視鏡医は陥凹型早期癌に代表される早急な治療を必要とする病変を的確に認識し,即座にEMRの適応を判断し,治療方針を決定・遂行できなければならない.一方で発見したポリープを組織診断をかねてすべてpolypectomyするという非効率的な治療体系(over polypectomy)から脱却することも求められているのである.これらは拡大電子内視鏡によるpit pattern診断をルーチンに行うことにより可能となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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