icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

特集 薬物療法マニュアル

Ⅰ.救急患者の薬物療法 1.蘇生術とショック

心肺蘇生

著者: 稲葉英夫1

所属機関: 1秋田大学医学部救急医学

ページ範囲:P.10 - P.12

文献概要

基本的な事項
 心肺蘇生は心停止に対して実施される.心肺蘇生(法)は一次救命処置(basic CPR)と二次救命処置(advanced CPR)に分類される.一次救命処置とは胸骨圧迫心マッサージおよび呼気吹き込み人工呼吸で心拍を再開させようとする行為である.すなわち,特殊な器具や医薬品を用いることなく,医師以外の者でも行いうる気道確保,人工呼吸,胸骨圧迫心マッサージからなる心肺蘇生である.二次救命処置(advanced CPR or advanced cardiac life support)とは一次救命処置に加え,さらに高度な気道確保と換気の技術,除細動,経静脈的あるいは経気道的薬剤投与を用いて,心拍を再開させようとする行為である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら