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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

特集 薬物療法マニュアル

Ⅱ.検査・処置・内視鏡的治療に伴う薬物療法 3.上部消化管

PEG(経皮内視鏡的胃瘻造設術)

著者: 鈴木裕1 青木照明1 鈴木博昭2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学外科 2東京慈恵会医科大学内視鏡科

ページ範囲:P.118 - P.120

文献概要

はじめに
 経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endo-scopic gastrostomy:PEG)は1980年にGaudererら1)によりはじめて報告されたが,その低侵襲性と経済性から瞬く間に普及し,現在では胃瘻造設術の標準的術式となっている.一方,本邦においては医療保険制度やわずかな傷をも忌み嫌う国民性などが影響して欧米ほどの普及をみなかったが,未曾有の超高齢化社会を迎える社会状況から,ここ数年急激に増加傾向を示している.
 PEGは間腔内臓器と体表との間に瘻孔を作るいわゆる外科手術であることから,通常の内視鏡治療と外科治療の側面を持った管理法が要求される.そこで本稿ではPEGの術前・術中・術後の薬物療法を中心にした管理について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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