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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

特集 薬物療法マニュアル

Ⅱ.検査・処置・内視鏡的治療に伴う薬物療法 5.肝胆膵

ERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影法),EST(内視鏡的乳頭括約筋切開術)

著者: 齊藤信明1 眞栄城兼清1 池田靖洋1

所属機関: 1福岡大学医学部第1外科

ページ範囲:P.134 - P.135

文献概要

基本的な事項
 各種画像検査法の中で,内視鏡的逆行性膵胆管造影法(endoscopic retrograde cholangiopancre-atography:ERCP)は膵管,胆管の管腔描出に優れているため,膵胆道疾患の病態の精査に不可欠な検査法である.また,内視鏡的乳頭括約筋切開術(endoscopic sphincterotomy:EST)は総胆管結石の標準的治療法として確立されている.一方,ERCPやESTは内視鏡を用いるX線画像診断および処置であることから,ある程度の経験と熟練が必要とされる.そのため,未熟な手技に関連する種々の重篤な偶発症も報告されている.
 本稿ではERCPやESTをより安全に施行するために,ルーチン検査のあり方から偶発症の予防と対策について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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