文献詳細
特集 薬物療法マニュアル
Ⅲ.周術期の薬物療法 1.予定手術
文献概要
はじめに
開心術の目的は心拍出量の増加と考える.体外循環や心筋の虚血再灌流の影響が強く残存し,低拍出量症候群(LOS)の状態にあり,全身の組織の酸素需要を満たす血液量を拍出できない状態と考える.この状態をいかに短時間で軽減させるかが,周術期管理の最大のポイントである.薬物療法は収縮機能のみでなく,拡張機能への考慮も大切である.
開心術の目的は心拍出量の増加と考える.体外循環や心筋の虚血再灌流の影響が強く残存し,低拍出量症候群(LOS)の状態にあり,全身の組織の酸素需要を満たす血液量を拍出できない状態と考える.この状態をいかに短時間で軽減させるかが,周術期管理の最大のポイントである.薬物療法は収縮機能のみでなく,拡張機能への考慮も大切である.
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