icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

文献概要

特集 薬物療法マニュアル Ⅲ.周術期の薬物療法 2.緊急手術

イレウス

著者: 山本康久1

所属機関: 1川崎医科大学消化器外科

ページ範囲:P.177 - P.178

文献購入ページに移動
緊急手術の適応判断
 腹痛,嘔吐を主訴とするイレウスの診断は比較的容易であり,本症と判断したならば経鼻胃管(Levin管),イレウス管(Miller-Abbott管)の挿入により減圧をはかることが原則である.ただちに開腹手術を行うべきか否かは主病巣となる腸管の血行障害の有無による.すなわち疼痛が強く,腹膜刺激症状を伴い,炎症所見がみられれば緊急手術を前提に準備する(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?