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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

文献概要

特集 薬物療法マニュアル Ⅲ.周術期の薬物療法 3.機能性病変手術

機能性副腎腫瘍

著者: 原尚人1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系外科

ページ範囲:P.209 - P.211

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はじめに
 機能性副腎腫瘍において診断,治療,術後管理に対し常に問題となるのは,厳密に片側性病変の腫瘍であるのか,両側性病変(主に過形成)であるのかの鑑別である.副腎病変によるCushing症候群では腺腫,癌とPPAND(primary pigmented adrenocortical nodular disease(dysplasia))やAIMAH(ACTH independent macronodular adreno-cortical hyperplasia)との鑑別,原発性アルドステロン症では単発の腺腫と結節性過形成との鑑別,褐色細胞腫の場合,単発の腫瘍(良性,悪性)かMEN type 2かを鑑別しなくてはならない.ここではまず,各々大多数を占める単発性の腫瘍について述べ,最後に両側性病変についてまとめて述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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