文献詳細
特集 薬物療法マニュアル
Ⅲ.周術期の薬物療法 4.要注意状態の患者
文献概要
基本的な事項
産婦人科医に限らず,妊娠可能な年齢(17,18〜45歳)の女性を診察し,投薬するときは先ず妊娠を念頭におくことが必要である.とくに,最終月経から28日以上経った女性の投薬については注意が必要であり,妊娠の可能性を問診し,診療録にその旨を記載すべきである.
あらかじめ妊娠がわかっているときは医師も投薬に慎重になるが,問題は最終月経初日から28〜50日目までの絶対過敏期である.この時期は胎児に一番危険な時期であるが,未だ患者自身が妊娠していることに気づいていないことが多いので注意が必要である.一方,28日より以前の投薬については催奇形性が問題になることは少ない(図).
産婦人科医に限らず,妊娠可能な年齢(17,18〜45歳)の女性を診察し,投薬するときは先ず妊娠を念頭におくことが必要である.とくに,最終月経から28日以上経った女性の投薬については注意が必要であり,妊娠の可能性を問診し,診療録にその旨を記載すべきである.
あらかじめ妊娠がわかっているときは医師も投薬に慎重になるが,問題は最終月経初日から28〜50日目までの絶対過敏期である.この時期は胎児に一番危険な時期であるが,未だ患者自身が妊娠していることに気づいていないことが多いので注意が必要である.一方,28日より以前の投薬については催奇形性が問題になることは少ない(図).
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