文献詳細
特集 薬物療法マニュアル
Ⅲ.周術期の薬物療法 4.要注意状態の患者 特定薬物使用(療法)中の患者
文献概要
はじめに
透析患者の手術においては,救急患者のように一刻を争うようなriskyな状態は少ないにしても,腎機能の廃絶という通常と全く異なる病態が存在する.したがって,末期腎不全(end-stage renalfailure:ESRF),すなわち透析患者の周術期に際しては,病態を十分に理解した上で薬物療法を継続する必要がある.
本稿では慢性腎不全(chronic renal failure:CRF)における薬物動態,透析患者における薬物投与法,周術期の透析療法と薬物療法などについてその要点を述べる.
透析患者の手術においては,救急患者のように一刻を争うようなriskyな状態は少ないにしても,腎機能の廃絶という通常と全く異なる病態が存在する.したがって,末期腎不全(end-stage renalfailure:ESRF),すなわち透析患者の周術期に際しては,病態を十分に理解した上で薬物療法を継続する必要がある.
本稿では慢性腎不全(chronic renal failure:CRF)における薬物動態,透析患者における薬物投与法,周術期の透析療法と薬物療法などについてその要点を述べる.
掲載誌情報