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特集 薬物療法マニュアル Ⅵ.感染症の薬物療法 3.臓器・系統別感染症
胆道感染,肝膿瘍
著者: 小玉雅志1 橋爪隆弘1 伊藤誠司1
所属機関: 1秋田市立秋田総合病院外科
ページ範囲:P.382 - P.384
文献購入ページに移動本病態は細菌感染と胆汁うっ滞(胆道感染),あるいは蓄膿(肝膿瘍)であり,抗菌剤投与と胆汁うっ滞解除(胆道ドレナージ)あるいは排膿(膿瘍ドレナージ)が治療の中心となる.軽度な場合は抗菌剤投与のみで治癒することもある.一方,胆汁うっ滞が強く,炎症が高度の胆道感染や,孤立性で増大する肝膿瘍ではドレナージが優先されるべきである.ドレナージによって感染胆汁あるいは膿汁を得,起炎菌の同定,感受性試験をすることは適切な抗菌剤選択の面からも有用である.
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