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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

文献概要

特集 薬物療法マニュアル Ⅵ.感染症の薬物療法 3.臓器・系統別感染症

胆道感染,肝膿瘍

著者: 小玉雅志1 橋爪隆弘1 伊藤誠司1

所属機関: 1秋田市立秋田総合病院外科

ページ範囲:P.382 - P.384

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基本的な事項
 本病態は細菌感染と胆汁うっ滞(胆道感染),あるいは蓄膿(肝膿瘍)であり,抗菌剤投与と胆汁うっ滞解除(胆道ドレナージ)あるいは排膿(膿瘍ドレナージ)が治療の中心となる.軽度な場合は抗菌剤投与のみで治癒することもある.一方,胆汁うっ滞が強く,炎症が高度の胆道感染や,孤立性で増大する肝膿瘍ではドレナージが優先されるべきである.ドレナージによって感染胆汁あるいは膿汁を得,起炎菌の同定,感受性試験をすることは適切な抗菌剤選択の面からも有用である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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