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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

特集 薬物療法マニュアル

Ⅶ.併存病態の理解と薬物療法 4.消化器疾患

潰瘍性大腸炎

著者: 日比紀文12 長沼誠12

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科 2慶應がんセンター

ページ範囲:P.442 - P.445

文献概要

はじめに
 潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)はクローン病とともにいまだ原因不明の炎症性腸疾患の1つであり,根本的な治療法がないのが現状である.軽症例では薬物療法で軽快することも多いが,再燃を繰り返したり,治療に難渋する症例も数多く存在する.本疾患では病型,罹患範囲,重症度,臨床症状などによってさまざまな病態を示すため,的確な病態,臨床像の把握とそれに応じた治療法の工夫が必要となってくる.本稿ではまず症状,検査所見,診断の手順,鑑別疾患などについて述べ,さらに最新の治療方針を含めた潰瘍性大腸炎の薬物療法について述べたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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