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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻11号

1999年10月発行

文献概要

特集 薬物療法マニュアル Ⅶ.併存病態の理解と薬物療法 4.消化器疾患

結腸憩室炎

著者: 宮北誠1 桜井嘉彦1 古川潤二1 石川洋一郎1 三井洋子1

所属機関: 1国立栃木病院外科

ページ範囲:P.449 - P.451

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はじめに
 大腸憩室疾患は増加傾向にあり,注腸造影検査での発見率は9〜15%である.本邦の大腸憩室1)は右側結腸に多く(72.8%),とくに39歳以下の若年者は93.3%が右側である.憩室の個数は単発例が32%,10個未満の多発例が47%であり,群発例もみられる.加齢とともに憩室個数は増加するが,経時的観察では左側型は右側型の約2倍の増加傾向を示す.男女比は1.8:1とやや男性に多い.欧米の憩室疾患は左側,ことにS状結腸に多く,男女比もほぼ同数である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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