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特集 薬物療法マニュアル Ⅷ.終末期患者の薬物緩和療法
疼痛の緩和
著者: 山室誠1
所属機関: 1宮城県立がんセンター麻酔科
ページ範囲:P.533 - P.535
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WHO方式のがん疼痛治療法の普及によりモルヒネの使用量は増加しているが,依然として多くの患者が癌性疼痛に苦しんでいる.その最大の理由は副作用対策を含めて,モルヒネの使用法の拙さである.たとえ剤形が変わってもモルヒネという薬剤自体が素晴らしいのではなく,WHO方式に則って投与するからこそ効果があることを再確認すべきである.
WHO方式のがん疼痛治療法の普及によりモルヒネの使用量は増加しているが,依然として多くの患者が癌性疼痛に苦しんでいる.その最大の理由は副作用対策を含めて,モルヒネの使用法の拙さである.たとえ剤形が変わってもモルヒネという薬剤自体が素晴らしいのではなく,WHO方式に則って投与するからこそ効果があることを再確認すべきである.
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