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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻12号

1999年11月発行

特集 胃・十二指腸の非腫瘍性疾患—外科医のための診療指針

8.十二指腸憩室

著者: 辻谷俊一1 貝原信明1

所属機関: 1鳥取大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1439 - P.1442

文献概要

 十二指腸憩室は,上部消化管憩室中で最も頻度が高く,上部消化管に対する検診の増加により確認されることが多い.臨床的に無症状で経過している場合は,合併疾患のない限り治療の対象とはならない.しかし十二指腸下行脚,とくに内側に高頻度であるため,胆道および膵疾患と関連が生じ,問題となることがある.したがって憩室炎など局所の直接的な合併症とともに,Lemmel症候群などの肝胆膵障害を考慮して治療する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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