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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻12号

1999年11月発行

外科医に必要な整形外科common diseaseの知識・6

変形性股関節症

著者: 名越智1

所属機関: 1札幌医科大学整形外科

ページ範囲:P.1464 - P.1465

文献概要

疾患の概念
 変形性股関節症は何らかの原因により股関節の適合性が不良となり,負荷の増加により関節軟骨の亀裂・摩耗などが起こり,大腿骨頭や臼蓋が変形し,関節の機能が低下・消失する疾患である.本邦における変形性股関節症はその70〜80%が何らかの解剖学的異常(臼蓋形成不全,先天性股関節脱臼など)に基づき発症する二次性変形性股関節症である.一方,関節軟骨自体の病変により負荷に耐えられなくなり変形を呈する病態を一次性変形性股関節症といい,本邦では稀である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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