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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻13号

1999年12月発行

特集 大腸の非腫瘍性疾患—外科医のための診療指針

巨大結腸症の診療指針

著者: 伊藤英明1 岡本好司1 平田敬治1 中山善文1

所属機関: 1産業医科大学第1外科

ページ範囲:P.1579 - P.1582

文献概要

 大腸の内径がある程度の期間にわたり拡張した状態を巨大結腸症といい,Hirschsprung病などの先天性のものと後天性のものがある.後天性巨大結腸症は慢性便秘,通過障害,神経筋障害による腸管壁の弛緩,薬剤性などの二次的に起こるものと原因不明の特発性のものとがある.Hirschsprung病や潰瘍性大腸炎の巨大結腸症はよく知られているが,慢性便秘,緩下剤長期常用,偽性腸閉塞症などによる巨大結腸症もよく遭遇する疾患,状態である.特発性も含めて神経や平滑筋の器質的または機能的異常が存在することが多い.主な疾患の分類,診断,治療について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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