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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻13号

1999年12月発行

文献概要

外科医に必要な整形外科common diseaseの知識・7

慢性関節リウマチ,痛風

著者: 田中信行1

所属機関: 1札幌五輸橋整形外科病院

ページ範囲:P.1598 - P.1600

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リウマチ性疾患の概念
 関節炎による痛みで代表されるように,運動器の病変による痛みが慢性かつ動揺的に続く疾患は総称して通常リウマチ性疾患と言われている.歴史的には炎症性関節炎として大きく捉えられていた症候群の中から痛風が分離され,その後,変形性関節症,サルコイドーシス,結晶性関節炎,ライム病,若年性関節リウマチ,ウイルス性関節炎などの疾患が分離され,現在の慢性関節リウマチ(RA)の概念が形成されてきている.臨床では同じRAでもそのバリエーションは幅広く,現時点ではまだひとつの疾患群と捉えたほうがよいのかもしれない.本稿ではRAと痛風の診断,検査,治療について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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