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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻2号

1999年02月発行

私の工夫—手術・処置・手順・49

癌性腹膜炎による腸閉塞に対する手術の工夫—胃瘻,腸瘻チューブ同時造設

著者: 岡崎誠1

所属機関: 1兵庫県立西宮病院外科

ページ範囲:P.210 - P.211

文献概要

1.はじめに
 癌性腹膜炎による腸閉塞は患者にとっても医療者にとっても対応に苦慮する状態である.特に大腸癌再発による癌性腹膜炎の状態は,多くの場合患者の意識状態は良く,長期にわたり吐き気や嘔吐が患者を苦しめ,食事摂取ができなくなる.したがって栄養の補給に高カロリー輸液をし,嘔吐するようになると,胃チューブやイレウス管を鼻より挿入しそのままベッド上でねたきりになることがほとんどである.末期患者のQOL向上のため,以下のように工夫し,効果的な方法を考案した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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