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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻3号

1999年03月発行

特集 器械吻合・縫合におけるコツとピットフォール

4.器械吻合による幽門側胃切除術(Billroth I法)におけるコツとピットフォール

著者: 忠岡信彦1 中村靖幸1 水谷央1 吉永和史1 長谷川拓男1 高橋宣胖1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属青戸病院外科

ページ範囲:P.317 - P.322

文献概要

コツとピットフォール
コツ:
(1)切離・吻合に際して位置関係がわかりにくくなる場合があるので切離予定線をマーキングする.
(2)切離予定線が小彎前壁に向いていることを確認し,吻合前に仮合わせを十分に行う.
(3)吻合口は手縫い吻合と同様に残胃の末梢断端に設定する.
ピットフォール:
(1)吻合により血行不良部や盲端を生ずることがある.
(2)残胃に不正なねじれがおこることがある.
(3)操作中に癌組織にシャフトが接触して癌細胞のimplantationを生ずる可能性がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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