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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻3号

1999年03月発行

癌の化学療法レビュー・11

癌化学療法におけるQOL評価法

著者: 市川度1 仁瓶善郎1 杉原健一1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部第2外科

ページ範囲:P.365 - P.370

文献概要

はじめに
 癌化学療法の最終的な目標は,癌の「cure」にあることはいうまでもない.しかし,今までのレビューに述べてきたように,各癌腫において化学療法で「cure」を得ることは困難である.したがって,現時点での癌化学療法の位置付けは,あくまでも延命と症状改善を目的とした「palliation」のためのものといえる.
 癌化学療法の直接効果は,腫瘍の縮小により評価されるが,「palliation」の評価は困難である.この「palliation」の評価に有用な指標となるものが,quality of life(QOL)の概念である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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