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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻3号

1999年03月発行

消化器疾患の総合画像診断

大腸疾患

著者: 吉川宣輝1 三嶋秀行1

所属機関: 1国立大阪病院外科

ページ範囲:P.371 - P.377

文献概要

はじめに
 画像診断の進歩により,大腸疾患,特に大腸癌における深達度や周囲臓器への浸潤,リンパ節や肝・肺への転移などの術前診断がかなり正確にできるようになった.大腸癌の存在診断と深達度診断には,注腸検査と内視鏡検査,超音波内視鏡が有用であり,一方,他臓器浸潤や転移の診断には,CTやMRIが有用である.近年,それぞれの検査の診断能が著しく向上しているとはいえ,1つの検査にとらわれることなく,それぞれの検査の有効性と限界を理解したうえで総合的に判断すべきである.本稿では興味ある大腸疾患症例をいくつか呈示し,複数の画像を総合的に判断することの重要性にポイントをおいて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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