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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻3号

1999年03月発行

臨床研究

甲状腺乳頭癌に対する縮小手術の検討

著者: 犬塚貴雄1 木村正美1 竹内尚志1 甲斐正徳1 山口祐二1 上村邦紀1

所属機関: 1健康保険人吉総合病院外科

ページ範囲:P.395 - P.398

文献概要

はじめに
 近年,超音波診断装置の進歩と甲状腺癌検診への採用によって,微小甲状腺病変の発見の機会が増加した.また,このような微小甲状腺病変に対する超音波ガイド下穿刺吸引細胞診の普及により,多数の微小甲状腺癌が発見されるようになってきた1)
 一般に甲状腺癌の多くは,他の固形癌と比較すると予後良好であり,その中には自然治癒や生涯不顕性癌のため手術不要なものも含まれているという意見もある2,3).また,腫瘍径1cm以下の甲状腺乳頭癌に対して,リンパ節郭清を行わなかった報告もみられる4,5)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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