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文献概要
外科医に必要な産婦人科common diseaseの知識・11
前置胎盤
著者: 亀山良亘1
所属機関: 1東北大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.496 - P.497
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前置胎盤とは胎盤の位置異常で,内子宮口の全体,もしくは一部を胎盤が覆う状態をいう.その頻度は0.5%程度と言われている.また,帝王切開既往のある妊婦は前置胎盤のリスクが増加すると言われている1).
前置胎盤は近年超音波の発達により容易に診断がつけられるようになってきているが,大量出血を起こす可能性があり,母児の生命にかかわる恐れもあるので十分注意をして診ていく必要がある.
前置胎盤とは胎盤の位置異常で,内子宮口の全体,もしくは一部を胎盤が覆う状態をいう.その頻度は0.5%程度と言われている.また,帝王切開既往のある妊婦は前置胎盤のリスクが増加すると言われている1).
前置胎盤は近年超音波の発達により容易に診断がつけられるようになってきているが,大量出血を起こす可能性があり,母児の生命にかかわる恐れもあるので十分注意をして診ていく必要がある.
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