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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻4号

1999年04月発行

文献概要

臨床報告・1

酸素吸入療法が奏効した門脈ガス血症を呈した大腸嚢腫様気腫症の1例

著者: 宇高徹総12 堀堅造1 安藤隆史1 辻和宏1 三谷英信1 山根正修1

所属機関: 1屋島総合病院消化器病センター外科 2三豊総合病院外科

ページ範囲:P.525 - P.527

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はじめに
 門脈ガス血症は主に腸管壊死を伴う虚血性腸疾患にみられる合併症で,予後不良の徴候とされてきた.近年,さまざまな腹部疾患に合併した門脈ガス血症の報告例の増加とともに生存率の改善がみられている.
 今回筆者らは,酸素吸入療法により治癒した門脈ガス血症を呈した結腸腸管嚢腫様気腫症(pneu-matosis cystoides intestinalis:以下,PCI)の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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