icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻5号

1999年05月発行

特集 切除標本取扱いガイドライン—癌取扱い規約に基づいた正しい取扱い法と肉眼所見の記載法

胃癌切除標本の取扱い(2)

著者: 山村義孝1 小寺泰弘1 紀藤毅1

所属機関: 1愛知県がんセンター消化器外科

ページ範囲:P.609 - P.613

文献概要

はじめに
 どのような疾患であれ,適切な治療を行うためには,その疾患についての正しい情報を得ることが重要である.胃癌治療においても同じであり,癌の拡がりについての正確な病理組織学的判定が不可欠である.そのためには,外科医は常に病理医に適切な標本を提供するよう努めなければならない.
 切除標本を病理検索する場合,摘出した胃やリンパ節などをホルマリンに浸漬し固定するまでを外科医が行い,以後の操作を病理医が行うのが一般的であると思われる.そこで本稿では,術中から術後にかけての標本の取扱いについて,外科医として注意すべき事柄を中心に述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら