文献詳細
臨床報告・1
胃大網動脈を使用した冠状動脈バイパス術後の胃癌の1切除例
著者: 山田哲司1 北川晋1 中川正昭1 坪田誠2 関雅博2
所属機関: 1石川県立中央病院一般消化器外科 2石川県立中央病院心臓血管外科
ページ範囲:P.703 - P.705
文献概要
冠状動脈バイパス術(CABG)において動脈グラフトの遠隔開存率が良好なことより,右胃大網動脈(RGEA)は内胸動脈に次ぐ第2の動脈グラフトとして使用されることが多い1).RGEAを使用したCABG後に,胃癌を発症した症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.
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