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文献詳細

雑誌文献

臨床外科54巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 直腸癌の治療—機能温存手術のプログレス

直腸癌に対するendoluminal surgery:経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー

著者: 金平永二1 大村健二1 木下敬弘1 石田善敬1 海東恵子1 渡辺洋宇1

所属機関: 1金沢大学医学部第1外科

ページ範囲:P.765 - P.769

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 経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM)は低侵襲直腸局所切除であり,内視鏡的粘膜切除術(EMR)と従来の手術治療の間を埋める選択肢である.本術式では専用に開発された手術用直腸鏡を肛門から挿入し,内視鏡の視野の下,外科的一括切除と縫合を行う.
 欧米からは多くの臨床報告があり,本術式の優れた機能温存性と,従来の治療法と比較した場合の優位性が明らかになってきた.TEMは本邦においても1992年以降急速に普及しているが,今後経済面や技術教育面での問題が解決されなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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